本当の自分を、自分は知らないかもしれない。

コラム マインド・メンタル

年始に実家に行った時の事、、、
兄家族や妹家族もそろっていて、みんなでワイワイ。

そんな中で、ちょっと酔っぱらった兄が、私の中一の息子に話し始めた。

私の中学の時のこと。
高校受験の事。
社会人になった頃の事。

ビックリしたのは、私が自分に思っていたのと、兄が思っていた私のことが全然違ったこと。

なんなら真逆くらい違ってビックリ。

同じ私なのに、見る人が違うとこんなにも違う現実が創られるのかと、我がことながら驚きました。

私の中学時代は
部活に明け暮れ、優秀だった兄の勉強の邪魔こそすれど、自分は全然勉強しませんでした。
成績は中の中の上くらい。
3、3、4、3、、たまに5.みたいな成績でした。

高校は、地元の平均的な成績の商業高校に行きました。
入試では7番だったと誰かに聞いた覚えがあって、まぁまぁいい感じで入学したんだわ~って思っていた記憶。

高校の成績も、3333たまに4、5。とかだったと思う。

小学生からそろばんやってたおかげで、その授業は「5」でした^^(一応、段もってるの。)

そして、就職は今のパナソニック(松下電器産業株式会社)に入社。

一流企業に入れちゃって、何て私はラッキーなの♡
運だけはいいわ~~~
って思っていました。

でも、
「私はたいしたことない」

ってずっと思っていました。(今も思っています)

兄は、勉強もできて、運動もできて、まぁまぁイケメンで、学年トップ1、2って感じだった。

(最近も、大学生の娘の友達に、〇〇ちゃんちのパパかっこいい!と言われたといって、嬉しそうに自慢された。笑)

兄がいるから、私は先輩にいじめられなくて済んだし。笑

自慢の兄で、何をやってももうちょっとのところで絶対にかなわない。

そして、小さい頃から、結婚する直前くらい(35才くらい)まで、すんごい迷惑をかけては、いつも助けてもらったり、かばってもらったり。

そんな兄が、私のことを息子に

ママは、めちゃくちゃ頭が良かったんだぞ。女の子は大学には行かなくていいというおじいじゃんの方針だったから大学に行かなかったけど、ホントにすごいんだよ。

え?ママに聞いてないの? おまえ(私のこと)、なんでそういう話してないんだよ!

と力説するではないか!!

なんだ???その記憶????どこからその記憶が来てるんだ?????って思いました。

だって、私は全然すごくなかった。笑

なのに、兄の記憶の中ではなんだかすごい優秀な妹になっているではないか!!

たしかに20代のころに、「おまえのバイタリティはすごい! 俺にはないことだ。俺には真似ができない。」ってほめられたことがあったのだけども。

それは、バカげたことばっかりやっていたから、「確かにね。お兄ちゃんが持ってないもの持ってるわ。」って思っていた。

その一方で、40代になっても「いつまで夢を追いかけてるの??ピーターパンか。」って言われたこともあって。笑

まぁ、全然違うタイプな兄妹なのですが。

何が言いたいかというと

自分が思っている自分が、本当の自分とは限らない。

ってこと。

見る人が変われば、見る角度も変わって、評価も変わって、印象も変わって、まるで全然別人のようで。

今回の件で、兄がそんな風に私のことを思っていたことを初めて知って、めちゃくちゃうれしかったんです。

私の中に、私が作った私がいて、その私とず~~~っと生きてきたし

兄から見た私は、きっとこんな風に見えているんだろうな~という「私像」があったけれど

自分が思う以上に、自分は素晴らしい人間なのかもしれない。

そんな風に思わせてくれる出来事でした。

もう51才にもなっちゃったけど。もっと早く知りたかったけど。笑

みなさんも、昔の自分を知っている人がいたら、聞いてみるといいかもしれません。

過去が簡単に変わっちゃいました。笑

自分で勝手に思い込んでいる「自分」は、本当の自分ではないかもしれないですね。

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